残クレを勧められたらちょっと待った!銀行ローンを選ぶ賢い方法

ディーラーで新車を見ていると、必ずと言っていいほど勧められるのが「残価設定ローン(残クレ)」。

「月々たったの1万円で新車に乗れますよ!」

この甘い言葉に心惹かれますよね。 でも、ちょっと待ってください。

もしあなたが「車は長く乗りたい」「距離を気にせず自由に走りたい」と思っているなら、銀行ローンというもう一つの選択肢を検討してみることを強くおすすめします。

今回は、残クレを勧められたときに「でも銀行ローンだとどうなの?」と切り返すための、とっておきの知識をお伝えします。


残クレの「縛り」vs. 銀行ローンの「自由」

まず、残クレと銀行ローンが根本的にどう違うか、シンプルに比較してみましょう。

  • 残クレ: ざっくり言うと、将来の車の価値(残価)を差し引いた金額を借りる方法です。その代わり、「走行距離制限」や「車の状態チェック」など、さまざまな制約がついてきます。家賃と同じように「車を借りている」感覚に近いかもしれません。
  • 銀行ローン: 車の本体価格全額を借りる方法です。ローンを完済すれば車は完全にあなたのものになります。残クレのような制約は一切ありません。まさに「あなたのもの」として車を自由に所有できるのです。

銀行ローンを選ぶべき3つの理由

「でも、銀行ローンって毎月の支払いが重いんでしょ?」

そう思われたかもしれません。確かに残クレに比べると毎月の返済額は高くなることが多いです。しかし、その分、あなたが得られるメリットは非常に大きいのです。

1. 走行距離を気にしなくていい

残クレは「年間1万kmまで」など、走行距離に厳しい制限があることがほとんどです。この距離をオーバーすると、返却時に追加料金が発生します。 実家への帰省や旅行、休日のドライブなど、車をたくさん使いたい人にとっては、常にメーターを気にしながら運転するのはストレスですよね。

一方、銀行ローンなら走行距離は無制限。 メーターを気にすることなく、好きなだけ車で遠出を楽しめます。

2. 傷やヘコミを気にせず、自由に使える

「子どもが自転車でガリッとやってしまった」「スーパーの駐車場でドアに傷がついた」

日常的に車を使っていれば、小さな傷やヘコミはつきものです。しかし、残クレの場合、返却時に厳しくチェックされ、修理費用を請求されることがあります。 これでは、せっかくの新車を安心して使えませんよね。

銀行ローンは、車が完全にあなたの所有物です。小さな傷を気にせず、もしものときも自分で修理するかどうかを決められます。また、自分好みのアルミホイールに交換したり、カーナビを追加したりと、自由にカスタマイズできるのも大きな魅力です。

3. 最終的に「自分の資産」になる

残クレには、契約満了時に「返却」「乗り換え」「残価を支払って買い取り」という3つの選択肢があります。 しかし、残価を一括で支払うのは大きな負担になりがちで、「こんなに払うの!?」と驚く人も少なくありません。

銀行ローンなら、ローンを完済した時点で車は完全にあなたの資産となります。 その後は、車を乗りつぶすもよし、下取りに出して新車の資金にするもよし、好きなタイミングで売却するもよし。 将来の選択肢が格段に広がるのです。


どうやって銀行ローンを組むの?

銀行ローンと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、手続きは意外とシンプルです。

  1. 金利を比較する: まずは、ネット銀行や地方銀行、信用金庫など、複数の金融機関の金利や条件を比較しましょう。
  2. 審査を申し込む: ネットから簡単に仮審査を申し込める銀行がほとんどです。源泉徴収票や身分証明書などの必要書類を準備して申し込みます。
  3. 契約・支払い: 審査に通ったら、正式な契約を交わし、ディーラーに代金を支払ってもらいます。

ディーラーの担当者に「銀行ローンを検討しています」と伝えて、見積もりを頼んでみましょう。


まとめ:賢い選択で後悔のないカーライフを

残クレは、月々の支払いを抑えて一時的に新車に乗りたい人には便利な選択肢です。 しかし、**「車を長く大切に乗りたい」「走行距離を気にせず、自由に乗り回したい」**と少しでも思うなら、銀行ローンを検討する価値は十分にあります。

車の買い方は、あなたのライフスタイルそのもの。 「安いから」と安易に飛びつく前に、もう一つの選択肢である銀行ローンも比較して、後悔のない賢い選択をしてくださいね。

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