はじめに
「歯が痛くないから大丈夫」と思って歯医者に行かずにいたら、いつの間にか5年。
久しぶりにクリーニングを受けたら、虫歯が2本見つかり、合計18,580円もの治療費と5回の通院が必要になりました。
この記事では、私の実体験とともに、歯医者に行かないリスクや虫歯治療の費用目安、医療費を抑えるための工夫をまとめています。
1.【体験談】5年ぶりに歯医者に行ったら虫歯が2本見つかった話
初回(2025年4月):クリーニングと虫歯の指摘
5年ぶりの歯医者。歯石や着色汚れを落とすクリーニングを受けた際に、右側上下に一箇所ずつ虫歯があることを指摘されました。痛みもなく、自分では歯に自身があったので正直驚きました。
2回目:右下奥歯の治療と型取り
診察室に呼ばれ再度クリーニング。クリニックの院長から治療の方向性の説明を受け虫歯を削ることに。実際に虫歯を削る前に麻酔注射。そして歯を削り、銀歯をかぶせるための型取り。
銀歯ができるまでの期間は仮の詰め物。ご飯を食べる時にしみる、しみる。大好きなご飯の時間が憂鬱に。こんなことなら、定期的に来ていれば・・・と感じ始めました。
3回目:銀歯を装着
削った部分に銀歯を装着。装着の前に仮の詰め物をしたところをクリーニング。これもまたしみる。装着後最初は食事のときにわずかな違和感を覚えましたが、治療が進んだ安心感もありました。
4回目:右上奥歯の治療と型取り
もう一方の虫歯を治療。削る音や振動が苦手で、ストレスを強く感じました。
削った後の仮の詰め物をしている最中のストレスが大きく、早く銀歯ができないか毎日カウントダウン。
5回目(2025年9月):銀歯を装着してようやく終了
半年近い通院生活も、5回目でようやく終了。解放感とともに「もっと早く行けばよかった」という後悔が残りました。
治療にかかった費用
- 合計:18,580円
- 平均:1回あたり3,716円
金額自体はそこまで高額ではありませんが、仕事や家庭の予定を調整しながら通う時間的・精神的な負担が大きかったです。
2. 歯医者に行かないデメリット:虫歯が進むとどうなる?
痛みがなくても虫歯は進行する
虫歯の初期段階はほとんど自覚症状がなく、私のように「気づいたら進んでいた」ということが多いです。症状が出たときには、すでに削らないといけないレベルになっているケースが一般的です。
治療費・通院回数が増える
小さな虫歯なら1回で終わることもありますが、進行すると削って詰め物や銀歯が必要になり、数回の通院が必要に。さらに神経まで進むと「根管治療」で5〜10回以上かかることもあります。
放置の末に歯を失うリスク
虫歯を放置すると歯を失い、ブリッジやインプラントなど高額治療につながります。見た目や食生活への影響も大きく、生活の質が低下してしまいます。
3. 公的データから見る歯科治療費の目安
平均的な歯科医療費
厚生労働省「医療費の状況(令和4年度)」によると、歯科の外来医療費は1人あたり 年間約2.9万円。
1回の診療報酬は 約3,000〜4,000円 が平均で、私の治療費(1回あたり3,716円)も統計と一致していました。
銀歯とセラミックの費用比較
- 保険診療(銀歯):約3,000〜5,000円
- 保険診療(白い樹脂=CR):約1,000〜2,000円
- 自由診療(セラミック):約5万〜15万円
同じ虫歯治療でも、選ぶ素材によって負担は大きく変わります。
自由診療を選ぶ人が増えている理由
「見た目が自然」「金属アレルギーの心配がない」という理由から、セラミックを選ぶ人も増加しています。ただし家計への影響は大きく、計画的な判断が必要です。
4. 医療費を抑えるためにできること
定期検診で予防するのが最大の節約
3〜6か月ごとの定期検診なら、クリーニングで2,000〜3,000円程度。虫歯治療に比べて圧倒的に安く済みます。
フッ素・シーラントを活用する
- フッ素塗布:大人にも効果的な虫歯予防
- シーラント:奥歯の溝を埋めて虫歯を防ぐ処置
いずれも保険適用で数百円〜1,000円程度。小さな投資で大きな効果が期待できます。
医療費控除を活用
年間の医療費が10万円を超えると、確定申告で医療費控除が可能。自由診療のセラミックや矯正は特に対象になりやすく、節税効果も期待できます。
5. まとめ:歯の健康は家計の健康にもつながる
今回の私のケースでは、
- 5年ぶりの受診で虫歯が2本見つかった
- 合計18,580円、5回の通院が必要だった
- 費用よりも「時間」と「ストレス」が大きな負担だった
という結果になりました。
歯の治療は「虫歯になってから行く」よりも「予防のために行く」方が、長期的に見ればお金も時間も節約できます。
歯科検診を「医療費」ではなく「将来の自分への投資」と考えることが、健康にも家計にもプラスになります。

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