前回は「インフレはお金の価値を静かに奪う泥棒」というお話をしました。
では、どうやったらその泥棒からお金を守れるのでしょうか?
答えはシンプル。
お金を「ただ預けておく」から「働いてもらう」に変えることです。
💡 なぜ資産運用が必要なの?
銀行の利息はほとんどゼロ。
でもインフレで物価は毎年1〜2%上がっていきます。
つまり、お金を増やす力がないと、インフレに負けてしまいます。
だからこそ、お金にも働いてもらう=資産運用が必要になるんです。
🍎 具体例①:りんごを「冷蔵庫に入れる」か「畑に植える」か
1つのりんごをもらったとき、
- 冷蔵庫に入れておく → そのまま減らないけど、増えもしない。時間が経てば傷む。
- 畑に植える → 1年後に木になり、さらにりんごが増えていく。
銀行預金は冷蔵庫。
資産運用は畑に植えるイメージです。
📈 初心者ができる3つの守り方
① NISA(つみたて投資枠)
- 少額から毎月コツコツ投資できる制度
- 利益に税金がかからない(通常は20%かかるのがゼロに!)
- 世界中の株や債券に分散投資できる投資信託を選べる
👉「月1万円から始められるので、家計に無理なく続けやすい」
② iDeCo(イデコ)
- 老後資金づくりに特化した制度
- 積み立てた分が所得控除になり、税金が安くなる
- 原則60歳まで引き出せないので、長期の資産形成向き
👉「節税しながら老後のためにコツコツ」
③ インフレに強い資産を知っておく
- 株式:企業の成長に連動しやすい
- 不動産:家賃や土地の価格は物価と一緒に上がりやすい
- 金(ゴールド):世界的にお金の価値が下がると買われやすい
👉 もちろんリスクはあるけど、銀行預金だけよりもインフレに強い。
🚶 小さく始めるのがコツ
「資産運用」と聞くと難しそうですが、実はやることはシンプル。
- 毎月の余裕資金から1万円だけNISA(つみたて投資枠)を始める
- 仕組みを知りながら少しずつ増やす
最初の一歩を踏み出すことが一番大事です。
✅ まとめ
- インフレは放っておくと銀行預金の価値を奪う
- 資産運用は「お金を畑に植えて増やす」イメージ
- NISA(つみたて投資枠)やiDeCoは初心者でも取り組みやすい
「守るために少しずつ動く」ことが、将来の安心につながります。
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